写真は舞台の模様をぼんやりみせつつ、実際に使った外付けグラボです。
数年前のNADAにはじまり、
今年2月に湯河原で開催された頼朝の洞でもお手伝いしております
インテグラル・ビジョン・グラフィックスさまのお仕事で今回もお手伝いしました。
内容は2016年10月7日に東京・日本橋福徳の森特設ステージにて開催された「幕開き日本橋-東京2020文化オリンピアードキックオフ-」のイベント。ここで能と映像、音楽とのコラボレーションにてセンシング部分を担当しました。
※53分頃から始まっている演目です。
「演者の動きに合わせて映像をインタラクティブに動かす」というものでうまく行き過ぎると作り込み映像と変わらないし、合わなさすぎると気持ち悪いという難しさもありますがなにより今回は
・リハーサルの回数が少ない
・衣装が和服?だろうから骨格認識はできない
・屋外なので外部環境に左右されることが多い
というのが一番難しいところでした。
さらにはイベントの進行があるのでセンシングができなからといって流れを止めることができないというこれまた密かなプレッシャーがありました。
(こういうのは何度やって慣れていても終わるまでは安心できないものでして・・・性格かな)
センシングに関するところはリアルタイムですが様子を見ながらビジュアル要素をその場で変えるところもあり、
VJ的にミックスとの連携も必要だったのですが漠然とすり合わせだけしてあとは様子を見ながらお互いに変えていくというのは作り込みが多い僕にとってはライブ感があってなかなか面白かったです。
わかりにくいかもしれませんがその時の様子はここからどうぞ。
ちなみにその個所はiPadから要素を変更できるように作っておいて離れたところから舞台を見ながら変えていました。
ああいった場でできるのはなかなか貴重だったのではないかと思います。
これからもいろいろと面白い場所で面白いことができるといいなあ、と思っています。
参考:
狂言の宴とプロジェクションマッピングとの融合:(レーザー、センシング)
NADA Project Vol2:センシング
NADA Project Vol2 – Kagura – Full version from Takayuki Baba on Vimeo.